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挨拶をしただけで始まったハラスメント

こんにちは! 野田リエです。

今回からわたしがアメリカの職場で体験したパワハラとそれから思うことをシェアしたいと思います。「自分には自信が無い」「特別な人しか変われない」と感じている方が少しでも勇気を出せるきっかけになれば嬉しいです。



何がハラスメントの引き金になるか分からない


最近、ネットのニュースで「日本の大企業でパワハラを苦にした自殺が相次ぐ」という痛ましい記事を目にしました。その中で「被害者の人は(パワハラの状況を)災害が起きていると考えて避難しなければならない」というようなことが書いてあったんですね。実際に渦中にあった身としては(避難したくてもできない場合はどうするの!?)と感じたものの、ハラスメントの引き金は自分が・相手が何をしたからということから逸脱した災害的なものであるという例えは一理あると思いました。



というのも、わたしのケースも出向先で上役の方に挨拶をしたことから始まりました。どうしてそれだけで目をつけられたのか、たぶん考えるだけ無駄だったのでしょうが当時はしきりに(何故?)と悩みました。相手から挨拶をされたので、失礼の無いように挨拶を返しただけ。「客先の人」という認識しかわたしには無く、荷物を運んでいる途中に出くわしたので話し込むこともありませんでした。たったそれだけの出来事のはずだったんです。



なので翌日、社内チャットで当人からメッセージがあった時は、仕事で接点のない相手がなぜ自分にコンタクトを取ってくるのか分かりませんでした。それでも「客先の人だから丁寧に接せねば」という気持ちで話を合わせていたところ、メッセージの頻度はどんどん高くなり、仕事に支障が出るほど一日中話しかけられるようになってしまいました。話の内容は世間話と言える範囲だったと記憶していますがとにかく頻度の高さと、そこはかとない粘着質な感じが不気味でした。







自意識過剰なのか被害を受けているのか分からない辛さ


パワハラといいモラハラといい、ハラスメントは被害を受けた当人しか分からない独特の感覚っていうのがある気がします。わたしも実際に自分が体験する何年も前に、当時の職場の同僚が同じような状況にあって「気味が悪いけど、どうしたらいいか分からない」と悩んでいたことがあったんです。その時のわたしは「本人に直接話すか、社内チャットをブロックすればいいんじゃない」とか、今思うと当人の気持ちをよく考えていたと思えない助言をしていました。...いやぁ、ちょっとそんなこと簡単にできないですね。わたしもしばらく悩みました。これはただの自意識過剰なのか、ハラスメントなのか分からない時期が1ヶ月ほど続きました。



考えすぎなんじゃないだろうか。

でもこのたまらない恐怖は何なのだろう。



この「分からない」時期が一番辛かったし、怖かったです。




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この時のわたしは、ひたすら自分の(嫌だと感じる)気持ちは気のせいじゃないのか、心からそう感じているのか自問自答を繰り返していました。新しく始めたばかりの仕事だったということもあり、全てを投げ出して逃げるという選択肢は頭に無かったんですね。だからこそ、どうにかしてポジティブに解釈したかった。社会人になったばかりというわけではなかったし、どんな職場でも何かしらのトラブルはつきもの。これくらいで根をあげていて、これから先やっていけるのか...。そんなふうに考えると、自分の本心からどんどん遠ざかっていきました。本当は最初からずっと嫌な気持ちなのに、それがどうしても認められないまま鬱々とした気持ちで職場に向かう日々が続きました。



振り返ってみると自分の直感をもっと信じて良かったと思いますが、当時のわたしにはまだ自分を信じ切る気持ちが備わってなかったです。「信じ切る」って、勇気がいる行為ですよね。



次回は、自分の気持ちを認めて行動を起こした過程についてお話します。お楽しみに!

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